エンジンオイル系廃油をはじめとするリサイクルに適したものは油水分離(加温静置)、遠心分離などの工程で、水分やスラッジを除去し、品質規格に準拠して調整し、そのほとんどが再生重油として製品化されます。また規格外の再生燃料も補助燃料として利用されます。絶縁油などは別の工程で離型剤に再生し利用されます。一部の使用済み潤滑油は別の工程で再生し、元の工場でリユース(再利用)されます。

廃油排出事業所

ガソリンスタンド

自動車整備工場

一般工場
公共事業体

石油基地

船舶

各産業分野で発生する多種多様な廃油を、再生できるものとできないものに分別して、収集運搬業者(処理業兼務も多い)に委任します。

廃油収集運搬(回収)

ローリー

トラック

ダンパー

バージ

バラものはローリーやバキュームダンパー車で、容器詰ものはトラックで集荷・回収されます。

廃油再生処理工場(中間処理)

なおリサイクルに不適な廃油(塩素系金属加工油や水系のもの)は、油水分離のうえ焼却処理します。
また、リサイクル工程の残渣物も焼却処理し、残渣灰は最終処分されます。